
先日、当社が「さいたま商工会議所」に70年以上在籍しているとのことで表彰されました。
私が経営学部で学んでいた頃は「企業の賞味期限(ビジネスモデル劣化)30年」説などと言われていましたが、MBAで学ぶ頃には「ドッグイヤー」である7年とか3年とか言われるようになりました。
ITインフラが高度化し世の中の動きやマインドの変化が異常に早くなり、情報の価値も軽薄になった現代においてビジネスモデルの劣化も早くなりましたが、時間をかけて得た経験や信用など企業が持つアーカイブの価値は劣化しないどころかより深化されていきます。
特に欧米諸国では古い建物や熟成が進んだワインに価値を見出す文化があるように長く続く会社が持つアーカイブ(バックグランド、技術、スキル、ビジネスモデル、資料、ステークホルダー、レシピ、顧客、等々)には大きな価値があるとされています。
我々は、一朝一夕には得られない有形無形の「文化」を、仕事を通して作っていることになります。
従業員の皆さんも、仕事をすることで所属する会社の文化を形作っていることを意識すると意思決定や行動がもっと良い方向へ変わるのかもしれません。
当社は創業80年の企業ですが、世の中には数百年続く企業も多くあるので、驕らず謙虚に事業を続けていきます。